血糖値を下げるために過度な糖質制限が危険な理由

糖質制限血糖値が高めだと出来るだけ運動や食事内容の見直しをするといった生活習慣の改善をする事になるのですが、この時に食事内容の見直しに関しては糖質の量を減らすといういわゆる「糖質制限」を実践している人が増えているようです。
この糖質制限について考えてみましょう。

糖質制限を徹底している人が増えている

糖質制限糖尿病の食事内容を見直す際に糖質を摂りすぎない、そして出来れば体重を減らしましょう。といった部分を考えるとダイエットを並行して行うような感じになります。
皆さん、ご存知の通りダイエットってなかなかうまくいかない、思うように体重が減らないといった悩みが出てきますよね。
そんな中、糖質制限を行った人の中には「〇kg減った」という話を聞くことも多いです。
糖質の量が足りなくなると脂肪分をエネルギーとして使い始めるために体重が減りやすく、ダイエット効果を実感しやすいといった特徴があります。

ただ、糖質制限の方法として徹底的に糖質を摂らないといった間違ったやり方をすると様々な悪い影響、結果が出てきてしまうので注意が必要です。
どのような問題点が起きてしまうのでしょうか。

糖質の不足で怒りっぽくなる

医者糖質制限を実践していると体の中のエネルギー源が足りてこなくなるのでまず、体内のぶどう糖が不足気味になります。
そのため、脳の働きがいまいち良くないといった症状が出る可能性があります。
脳は主にぶどう糖を利用して活動しているからです。
仕事などに集中できなくなったりちょっとしたことで怒りっぽくなる変化が出やすくなります。

ケトン体の増加

体内のぶどう糖が足りなくなりその代わりに脂肪分がエネルギー源として燃焼していくので痩せやすくなるのですが、脂肪を燃焼した場合、燃焼した副産物としてケトン体が多く出来るようになります。
ケトン体はメリット的に考えるとぶどう糖が足りなくなっても脳のエネルギー源として使える成分になります。
ですが、ケトン体はどちらかというと酸性です。
量が増えすぎてしまうと段々と体内が酸性に偏っていってしまうため、「ケトアシドーシス」という状態になる事があります。
特に1型糖尿病の人は多い傾向にあるので注意しないといけません。
ケトアシドーシスになると腎臓が糖を体の外に出そうとするために尿の量が増え、体内の水分量が不足してしまうので、血がドロドロ状態になりやすく血糖値が高めの人にとっては逆効果になる事もあります。
吐き気やめまい、異常な眠さやだるさがあったらケトン体が増えすぎているかもしれません。
最悪の場合、昏睡状態に陥る事もあるので注意して下さい。

腎臓に疾患がある人は注意

糖質制限を行うと脂肪分、たんぱく質を摂取するようになります。
特に筋肉からエネルギー源として持っていかれるのを避けるためにもタンパク質は豊富に摂取するようになりますよね。
その一方で、たんぱく質の摂取量が増えると腎臓に負担がかかってきてしまう可能性があります。
よく糖質制限に関してこのような話を聞くことがあると思いますが、基本的に健康上、腎臓に特に疾患を抱えていないようであれば問題はないといわれています。
ただ、腎臓に疾患がある人が糖質制限を行うと腎臓に負担がかかる可能性がありますので注意して下さい。

場合によっては動脈硬化の進行にも

糖質制限を行うと主にタンパク質を多めに食べると思いますが、同時に脂質の量も増えてくるという傾向が多くなります。
そのため、動脈硬化へのリスクが逆に増えてくる可能性があるのです。
場合によっては気が付かないうちに動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳梗塞などといった深刻な病が突然、発症するかもしれません。
特に動脈硬化の進行が起きやすい食後高血糖の傾向が強い人の場合は脂質量への注意もしたほうが良いでしょう。
炭水化物を避けるという目的だけで肉を好んで多く食べる食生活を続けている人はすぐにでも方法を見直した方が良いでしょう。

ミネラル分の不足の可能性

糖質制限を続けると段々と体の中でミネラル不足が起こっていってしまいます。
これといった症状も見られないので実際には気が付きにくいのですが、その一例としてカルシウムが不足した状態が続き、骨粗しょう症を起こしたという例もあります。

極端ではなく適度な糖質制限を

今回ご紹介したように一見、健康に良さそうな糖質制限でもこのような危険性がある事がわかったと思います。
また、この方法を徹底して実践すると逆にストレスがかかりやすい状態になるというのもリバウンドにつながるので良くないですよね。

とはいえ、正しいやり方を行えば糖質制限は血糖値が高い人たちにとって有効な方法になります。
そのため、「どの程度の実践が無理がかからないのか」という考え方がポイントにです。

食事面で糖質や炭水化物に関しては医師が食事制限に関して指定してきた量は問題ないと考え食べるようにし、他にも野菜を多く食べ栄養バランスを意識するようにしたほうが良いです。
そして適度な運動も取り入れるのが無理のかからない糖質制限につながっていきます。
早く良い結果を出したいといった理由から徹底した糖質制限は危険なのですぐに内容を見直すようにしていきましょう。

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