一般的な血糖値を下げる薬の知識と副作用

薬品血糖値が高いと診断されたとしても「これといって症状がないからあまり実感がない」と思ってしまいがちです。
ですが、高血糖の状況というのは症状がなかったとしてもいずれ体に悪い影響を及ぼしてしまします。
基本的には食事や運動療法を行って血糖値を下げる試みをしますが、数か月様子を見ても数値の改善がなかった場合、そしてヘモグロビンA1cが6.5以上だった場合は投薬治療を行うようになります。
基本的には血糖値を下げる薬を服用する事になるのですが、その薬についても、どのような薬になるのか、知っておいた方が良いでしょう。

血糖値を下げる薬について、そして各薬の副作用についてご紹介します。

αグルコシダーゼ阻害薬

薬の処方食前に服用する薬です。
食事療法や運動療法が実践されている患者さんに使用される事が多いです。
ぶどう糖を分解するα‐グルコシダーゼの働きを阻害するためにぶどう糖への分解自体を減らす事が出来ます。
そのため、食後に血糖値が急激に上がるのを抑える役割がある薬です。
糖尿病の治療薬の中では比較的穏やかな効き目なのと、インスリンの分泌量を増やす薬ではないので、低血糖になる事はない薬になります。

ただ、他の種類の血糖値の薬と一緒に飲んでしまうと低血糖になってしまう可能性がありますので、その点は注意して下さい。

αグルコシダーゼ阻害薬を服用していると副作用として腸内にガスがたまりや少なるので、腹部膨満感や下痢などの症状が出る事があります。
この時点で自己判断で服用をやめてしまう人もいますが、中止せずにそのまま服用は続けるようにしたほうが良いでしょう。

スルフォニル尿素薬

医者SU薬と呼ばれています。
食前や食後の血糖値が上がるタイミングでの服用にになります。
2型糖尿病の患者さんにはよく処方されているタイプの薬です。
インスリンの分泌力が弱く、分泌量が少ない患者さんに処方する事が多く、インスリンの分泌を促進させる薬になります。

副作用としてはインスリンの働きが促進される薬なので低血糖が起きる可能性があるので注意して下さい。
低血糖は動悸や汗がたくさん出るようになる、震えといった症状が出るので覚えておくと良いでしょう。
他にも体重が増えるといった副作用が出てきます。
これはインスリンの働きを活発にさせるためにぶどう糖の代謝が良くなるためです。

また、SU薬の特徴として最初はインスリンの分泌も常に行われるぐらいなので効き目があるのですが、服用を続けていくうちに徐々に効果が薄くなってしまう状況になり、二次無効と呼ばれる状態になります。

DPP-4阻害薬

インクレチンというインスリンの分泌に必要なホルモンが分解されるのを抑制する働きがあります。
そのため、インクレチンが分泌され、インスリンの分泌促進につながるので血糖値が下がっていく効果があります。

この薬の副作用としてSU薬よりは副作用は起きにくいとされていますが、ここ最近になって肝機能障害と間質性肺炎関連の報告例が出ていますので、これらの副作用の可能性もあると考えておいたほうが良いでしょう。

インスリン抵抗性改善薬

インスリンが分泌されても肝臓や脂肪組織などでインスリンへの対応が鈍っているような状況のため、効き目が充分に発揮されていないというインスリン抵抗性のある患者さんに対して処方されます。
このインスリン抵抗性を起こす物質は脂肪細胞から出るため、肥満がインスリン抵抗性の原因にもなっています。
インスリン抵抗性改善薬は脂肪細胞から出る抵抗性物質を減らしてインスリンの効き目を良くすることで血糖値を下げる薬となります。
また、ビグアナイド薬の場合は抵抗性の改善の他にも空腹時の血糖値を下げるといった効果もあります。

副作用としては肝機能障害の可能性がありますので、肝臓に疾患のある人への服用は出来ない場合があります。
水分がたまりやすくなるので、むくみや貧血などが一部の患者さんで見られる場合があります。
そのため心不全の病歴がある患者さんには処方できない場合があります。

SGLT2阻害薬

腎臓でぶどう糖を吸収させないように働きかけるため、糖分を尿に排出する事で血糖値を下げる薬です。

副作用としてまず頻尿が挙げられます。
トイレに行く回数が増え、体の水分の排出量も増える事になるので脱水症状の恐れもあるので注意して下さい。
他にも脱水症状による脳梗塞の報告もありますので、水分量が不足しないようにしましょう。

他にも尿路への感染、性器への感染がまれにあります。

相談をした上で薬の服用を

今回、高血糖値に対して服用する薬をご紹介しました。
低血糖などの副作用に関してはぶどう糖など緊急用の糖分摂取の準備をしておくと良いですね。
これらの薬はそれぞれ効き目や疾患による副作用、服用に適した状況によって決める事になりますので、主治医と相談をした上で処方する薬を決めてもらう事になります。
ただ、生活習慣病でもありますので、出来れば食事療法、運動療法を実施して血糖値コントロールをしていくのが望ましいです。
こういった点も含め、主治医と充分に相談をした上で決めるようにして下さい。

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