誰でも起こる血糖値スパイク、その症状とは?実はこんなに危険!予防策を紹介

血糖値血糖値の変動は普段の生活上、特にこれといった症状がないという人も多いと思います。

そのため、急激に血糖値が上昇したとしてもあまり実感もなく、通常通りの生活を送ってしまっているのが現状です。

ですが、食後の短時間の血糖値の急上昇は血糖値スパイクと呼ばれ、誰にでも起こる可能性があるのです。

今回は血糖値スパイクによって体にどのような事が起こっているのかをご紹介していきます。

血糖値スパイクで実際に起きる症状を上げてみます。

血糖値スパイク、つまり血糖値が急上昇することによって起こる症状は以下です。

  • すごく眠くなる
  • なんとなくイライラする
  • 不安な気分になる
  • 仕事、勉強に集中できなくなる

これらは血糖値が食後に急激に上昇(具体的には140mg/dl以上まで上昇)した反動で血糖値が急激に低下して起こる症状です。

では、この血糖値スパイクが起こる人は大きな問題を抱えているのでしょうか?

血糖値に問題がない人でも起こる

救急搬送血糖値スパイクという言葉自体、あまり聞いた事がないかもしれませんが、最近ではNHKのNHKスペシャルやあさイチなどの番組でも取り上げられています。

血糖値スパイクとはグルコーススパイクのことで、普段、測定する空腹時血糖値に問題がないという人でも、食後の短い時間帯にだけ血糖値が急上昇する症状です。

普段の食事で、炭水化物や糖質を多く含む糖分は、ブドウ糖に分解し、血管に吸収され、血糖値が上がります。

上がった血糖はすい臓からインスリン分泌することで、細胞に取り入れられたり、グリコーゲンに変えられたり、脂肪に変えられたりして血糖値を下げます。

時間が経過すると通常の血糖値に戻り、インスリンの分泌が納まります。

正常レベルの数値は、空腹時血糖値60~109mg/dL(ミリグラム・パー・デシリットル)で、上がっても140mg/dLを超えることはほとんどなく、2、3時間で正常範囲に戻りますが、血糖値スパイクでは、食後に血糖値が140mg/dL以上に急に上がります。

ですので、血糖値スパイクをグラフにするとジェットコースターのような上がり下がりを見せます。

つまり、普段、健康診断などで血糖値自体に問題がないといわれて安心している人でももしかしたら食後、血糖値が急上昇する血糖値スパイクが起きている可能性があるのです。

現代社会では、この血糖値スパイクは太っている人、痩せている人、胃腸の働きが弱い人、肝臓の調子が良くない人などに起きていると考えられ、1400万人以上の人が血糖値スパイクの症状が起きているともいわれています。

血管に負担がかかる

医者血糖値スパイクが起きる事で体ではどのような状態が起きているのでしょうか。

短時間でも血糖値が急上昇した場合、体の中では活性酸素が発生しやすくなります。

活性酸素は体内で増加すると強い酸化反応を示します。

これが、血管壁の細胞などにダメージを及ぼし、血管にも同様にダメージを与えるようになります。

徐々に血管自体にも損傷個所が増えていき、損傷個所を修復しようとした免疫細胞や、血液中の脂質成分などがかさぶたのようになり、血管をふさぐことで心筋梗塞や脳梗塞などを起こすようになってしまいます。

他にも糖尿病の発症やがん、認知症などのリスクも上がるといわれているので早い段階で改善した方が良いですね。

知らないうちに深刻な症状が発現

生活習慣病といえば糖尿病、高血圧、高血脂症があり、これらの病気が進行していくと動脈硬化が進み、ある日突然、心筋梗塞などの重大な循環器系の疾患が襲うといった可能性があります。

そうならないためにも40歳以上の健康診断に関しては特定健康検査を受けるようになり、その中に血糖値の測定も含まれています。

毎年、これらの検診の結果に問題がないという人は生活習慣が乱れていてもつい、安心してしまいますよね。

ですが、血糖値スパイクの症状が出ている人はこれらの検査には問題なしという結果が出てしまう事が多いです。

つまり、血糖値スパイクが起こっても初期の頃には特に病気でもないので気づかないことが多いんです。

そのため、突然倒れて救急搬送され、診断の結果が心筋梗塞と聞き驚くという人もいるのです。

そしてその原因として血糖値が高かったという事も聞くと「健康診断では問題なかったのに・・・」と驚く事になります。

血糖値スパイクは一時的な血糖値の上昇だけですぐに通常の血糖値に戻ってしまうので見つかりにくいのです。

血糖値スパイクがあるかを知るには

これまでに特定健康検査などで問題がないという人でも発症している可能性がある血糖値スパイク、自分は大丈夫なのでしょうか。

これを知るには75gブドウ糖負荷試験を別途、受ける必要があります。

これは10時間以上絶食した空腹状態で採血し、次にブドウ糖の液体を飲み、30分後、1時間後、1時間30分後、2時間後までと30分ごとに採血し血糖値の測定をする検査方法です。

また、血糖値スパイクについて取り上げたNHKスペシャルのサイトで、九州大学の研究者と共同で作成した血糖値スパイクの危険度テストがありますので、試してみて下さい。

http://www.nhk.or.jp/special/kettouchi/check/index.html

血糖値スパイクがあったとわかったら予防策で改善

自分にも血糖値スパイクの症状が出ていたという事がわかったら、食事に関する見直し、そして改善を行う事でかなり良くなるといわれています。

いくつか食事の際のポイントがあるので実践してみましょう。

まず、食べる順番です。

・野菜のおかずから食べ始める

一般的に食事の際にご飯から食べ始めるという人もいると思いますが、この食べ方だと血糖値が上がりやすくなってしまいます。

そのため、まずは最初に必ず野菜から食べるようにします。

サラダやキャベツの千切り、野菜のおかずといった具合にまず食物繊維を取り入れるようにして下さい。先に食べると糖の消化吸収をゆっくりにする作用があります。

・次にタンパク質のおかずを

野菜をある程度食べ終わったら次は肉類や魚類のようなタンパク質のおかずを食べるようにします。

早い段階でタンパク質や脂質などが胃に入ってくるとインクレチンというホルモン影響で胃の働きがゆっくりになる傾向があるので、その後、ご飯やパンなどの炭水化物を摂取すると急激な血糖値上昇にはつながらないといわれています。

・時間をかけて食事をする

急いで食べるとその分、糖分の吸収が良くなり血糖値が急激に上がりやすくなります。

良く噛んで時間をかけて食事をするようにしましょう。
満腹中枢にも刺激を与えることで、食べ過ぎず、カロリーをとりすぎないで済みます。

理想の目安としては15分はかけるようにしたいですね。

・食事を抜かない

食事を抜いてしまうとその分、食事をした時に血糖値が急上昇してしまします。
血糖値の上昇などの面を考えると理想としては3食食べる方が負担がかかりにくいです。

特に血糖値が下がっている朝は、朝食抜きにしてしまうと、インスリン拮抗ホルモンが血糖値を上げた状態になり、昼食をとったときにいつもより血糖値が高くなります。

・食後に動く

食後は消化しようとするために胃腸に血液が集まり、血糖値が上がります。

食後の対策として、主婦の方でも食後15分後ぐらいのタイミングで掃除機をかける、風呂掃除をするといったちょっとした家事をしたり、散歩を兼ねて買い物に行く、簡単なストレッチをするといった具合に軽く動く程度の行動をすると血液が全身に回りますので、胃腸の働き自体は落ちます。

そのため、消化の働きが衰えるので血糖値の急上昇は抑える事が出来るのです。

・食物繊維を摂る

水溶性食物繊維を摂取すると、腸内環境改善につながります。

ごぼう、にんにく、納豆、オクラなどのネバネバした食品、玉ねぎ、にんじん、きのこ類、わかめやひじきなどの海藻類などです。

食事内容は、単品ではなく、一度にたくさんの種類をとるように心がけましょう。

水溶性食物繊維はバクテロイデスという腸内細菌のエサになり、バクテロイデスが良く活動する事でインスリンの働きが良くなるためです。

対策次第で病気を避けれるかもしれません

今は特に問題がなくても血糖値スパイクが起きていると将来、糖尿病や動脈硬化などのリスクが高くなり、他の病気への心配も出てきます。

血糖値スパイクが見つかる事で将来、突然倒れてしまったり、投薬治療を行うといった可能性も防ぐ事が出来ますので、自分には血糖値スパイクが起きていないか、そして起きていた場合も対策が出来るようにする事で良い方向への健康管理へとつなげていくようにして下さい。

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