高血糖の状態が続くとあなたの体にこんな悪影響を及ぼします

急死血糖値が高い状態が続いていると、糖尿病の診断を受けて治療を行ったり、予備軍として数値によっては数値改善の努力をするようになります。
とはいえ、これまでの食生活や生活習慣を変えるのはなかなか難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

血糖値が高めでも特に症状とかが出ているわけではないし、もうちょっとこのまま改善しなくても良いんじゃない?というのが本音かもしれません。
ですが、高血糖の状態が続くことで気が付かないうちに体には「糖尿病による合併症」という形で色々な悪影響が出てくるのです。

どのような合併症が出てくるのか、見てみましょう。

見えないところで出てくる血管へのダメージ

入院血糖値が高いままの状態が続くと、血管に悪い影響が出てきます。
血管といえば私たちの体の中で血液を介して栄養や酸素を運んでくれる、大事な役割を果たしています。
この血管に対して重大なダメージを与えるようになるのです。
ブドウ糖が多い血液の状態が続き、血管のコラーゲンと結合して終末糖化産物(AGE)という物質に変わります。
AGEになると糖が濃縮したような状態になり、血管の弾力性が無くなっていくので柔軟性がない血管に変化していきます。
AGEが血管の至る所で出来てしまい、血管自体が段々と弱りやすくなります。
でも血液は絶えず流れているので血管へのダメージが蓄積していくのです。

これだけではありません。
加齢や高血圧、高血脂症などの要因もプラスされ更に血管に負担がかかっていく可能性もあるのです。
このように血糖値が高い状態が続くと血管自体にダメージが及びやすいという事を理解しておきましょう。
そして、血管のダメージが原因で様々な疾患の問題点が出てきます。

細小血管障害

isya001糖尿病の合併症の一つで毛細血管などの血流が悪くなっていくので色々な疾患が起きる可能性があります。

・糖尿病網膜症

網膜の毛細血管にこぶが出来、出血するようになります。
初期段階では特に症状が出ません。
進行して末期になると硝子体の出血や視界が狭くなったり、視力低下などの症状が出て網膜剥離を起こす状態になります。

・糖尿病腎症

糸球体の毛細血管にダメージが及びます。
糸球体は老廃物などをろ過する役割を出来なくなるので、腎臓の機能が衰えていきます。

・糖尿病神経障害

血管の機能が充分に果たせなくなると発汗異常、立ちくらみ、便通異常、膀胱障害、勃起障害、感覚の麻痺などの症状が出るようになります。
そのため、症状によっては手足の壊疽(えそ)などが起き、切断の必要性が出てくることもあります。

大血管障害による疾患

血管へのダメージは動脈などの大きな血管へも及びます。
そのため、動脈硬化が進行しやすいです。

・脳梗塞

脳の血管で動脈硬化が進行していくと脳梗塞のリスクが高くなります。

・心筋梗塞

心臓の血管での動脈硬化が進行する事で心筋梗塞、狭心症のリスクが高くなります。

・閉塞性動脈硬化症

足の血管で動脈硬化が進行していくと足が痛むようになり歩けなくなります。
潰瘍が出来たりする事もありますが、壊疽になり、切断する場合もあります。

感染症にかかりやすくなる

血糖値が高い状態(糖尿病)になると体の免疫力が極端に落ちます。
そのため、感染症に対しては注意が必要です。
肺結核、尿路感染症、皮膚感染症などです。
他にもインフルエンザでも感染した場合、重症化しやすいといわれています。

足の感染にも注意が必要で、身近な例で言うと真菌による水虫の感染などが当てはまります。
状況によっては壊疽になって足の切断に至る事もあります。

〇歯周病

糖尿病の患者さんは免疫力が落ちやすいので、歯周病に対しても進行しやすくなります。
また、最近では歯周病は心筋梗塞や呼吸器の疾患への関係も指摘されています。

高齢の人は認知症の心配も

高齢の人で血糖値が高い状態が続いてしまうと認知症のリスクも指摘されています。
糖尿病でない人に比べて発症リスクが2倍から4倍高くなるといわれています。

〇糖尿病ケトアシドーシス

急性の合併症で、インスリンが足りない状態になったり、インスリンの働きが弱くなってしまった時に高血糖状態になり、その影響で高ケトン血症になります。
高ケトン状態になると体が酸性状態になってアシドーシスに至ります。
一般的には1型糖尿病で見られる症状でしたが、最近では2型調尿病の患者さんでも清涼飲料水をがぶ飲みする事で起こるペットボトル症候群の人がアシドーシスを発症させます。(清涼飲料水アシドーシス)
医療機関での治療が必要なので必ず病院へ行くようにして下さい。

高浸透圧高血糖症候群

意識障害やけいれんといった症状が見られるようになります。
高血糖の人が脱水状態になっている状態で、高浸透圧状態になっています。(血液が濃縮されている状態です)
2型糖尿病の患者さんによく見られますが、高齢者の患者さんが多いです。
自分が高血糖の状態に気がつかずに、脱水状態を起こしてしまう例が良く見られます。
病院への搬送、そして処置が必要になります。

血糖コントロールをすぐ行うようにしましょう

ただ血糖値が高くなるだけと思っていたら色々な疾患が出てきましたね。
血管へのダメージによる疾患、動脈硬化をはじめとした循環器疾患、免疫力の低下、認知症など、場合によっては足の切断や生命の危険性まで出てきます。
このような疾患を増やさないためにも、血糖値が高いとわかった時点ですぐに生活習慣の改善、食事内容の改善を行い、血糖コントロールを行ないつつ、健康管理をするようにして下さい。

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