赤ワインのポリフェノールが、LDLコレステロールの酸化を抑制

赤ワイン皆さんはアルコールの摂取量、気をつけていますでしょうか?
多くの方が「ついつい飲んでしまう」といったように気をつけようとは思っているけど量を多めに飲んでしまっているようです。

確かにたくさんの量の飲酒は体に良くないですが、量を決めて飲む事で楽しむ事も出来、ストレス解消にもなるといったメリットもあるのです。

その前提で楽しむ適量のお酒、皆さんなら何を選ぶでしょうか?

  • 特に飲むお酒にこだわりが無い
  • 出来れば健康面に配慮して飲みたい
  • 最近、コレステロールとかが気になる

といった条件に当てはまるようであれば赤ワインをおすすめします。

赤ワインが注目された理由

赤ワイン1990年あたりに「フレンチパラドッグス」という言葉を聞いた事がある人もいると思います。
普段の食事内容に肉や乳製品、フォアグラといった動物性脂肪を多く摂取する食生活だと心臓疾患による死亡率が高いと知られています。

ですが、フランスの人は動物性脂肪が多い食事にもかかわらず心臓疾患での死亡率が少ないといった理由から「赤ワインのポリフェノールが動脈硬化予防などに関係しているのでは?」と考えられる説が出てきました。

この説が「フレンチパラドックス」と呼ばれるようになり、その後、日本でも「ポリフェノールが体に良い」という事で赤ワインブームがおきました。

日本で製造、販売された赤ワイン商品でも「ポリフェノール」をアピールした商品を見かけた事があると思います。

コレステロールは悪者!?

血液健康診断の結果を見てコレステロール値が高いと心配になる人も多いと思います。
コレステロールは体に悪いという良くないイメージがつきやすいですが、全てのコレステロールが悪いわけではありません。

LDL(悪玉)コレステロールを体内から回収してくれるHDL(善玉)コレステロールもいますし、LDLコレステロールでも、活性酸素と結びついて酸化したLDLが問題となります。

活性酸素は体に通常、ある物質となり、通常は外部からの菌から守ってくれる働きもあるので適度に必要となります。

ですが、コレステロールと一緒になり酸化LDLとなると血管内に入り込んでいきます。
白血球の仲間(マクロファージ)が血管に入り込んだ酸化LDLを食べる事で処理するのですが、酸化LDLが多いと大量に処理をして死滅してしまいます。

マクロファージの死滅したものがそのまま血管の壁の中に残り、動脈硬化が出来てしまうのです。

このように酸化したLDLコレステロールに注意です。

ですが、逆に考えるとLDLコレステロールを酸化させないようにするという部分がポイントになります。

そこで注目したい一つが赤ワインのポリフェノールになります。

赤ワインのポリフェノールの活躍

isya003赤ワインにはポリフェノールが豊富に含まれています。
白ワインに比べ、皮も一緒に利用されるためで、見た目には「色」が当てはまります。
赤ワインの色自体がポリフェノールが含まれている状態になるのです。

ポリフェノール自体は赤ワインだけでなく、他の商品や食品なども含め、計7000種類以上あるといわれています。
その中の一つが赤ワインに含まれているポリフェノールになります。
赤ワインには

  • 赤い色素となっているアントシアニン
  • 柿やお茶などにも含まれる渋み成分のタンニン
  • お茶などにも含まれているカテキン

といった複数のポリフェノールが含まれています。

実際に被験者に一定量のウォッカを飲ませた時期と赤ワインを飲ませた時期での比較で、早朝空腹時のLDLの酸化時間を比較したところ、赤ワインを飲ませた時期のほうが10%時間が伸びた事がわかっています。
つまり、赤ワインを飲んだほうがコレステロールの酸化の時間を遅らせるという事になります。

動脈硬化の予防にもつながる期待もできます。

赤ワインは他にもメリットが!

赤ワインには他にも注目しておきたいポリフェノールがあります。
レスベラトロールです。
レスベラトロールは長寿遺伝子を活性化させるといった働きがありますので、老化防止が期待できます。
他にも長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)の活性化によって血糖値が下がることがわかっていますので、糖尿病の予防につながります。

つまり、赤ワインに含まれているポリフェノールのおかげでコレステロール対策や糖尿病対策が出来る=メタボリックシンドロームの対策にもつながるという事になります。

赤ワインの摂取に関するヒント

ポリフェノールは体にずっととどまっている事はありません。
肝心な抗酸化力は3時間ぐらいで無くなってしまうと考えるようにします。
かといってしょっちゅう、赤ワインを大量に飲むわけにもいきません。
健康上でアルコールの摂取量が多くなってしまいますよね。

社団法人アルコール健康医学協会によると、アルコールを飲む目安量としてはワインであれば1/4本としています。

赤ワインだけでポリフェノールを摂取しようとはせず、食事の時に飲むようにして、普段は他の食品、ココアやお茶、コーヒーなどを飲んだりして他のポリフェノールも摂取するようにしてみましょう。

他にも、アルコールが飲めない時間帯の水分補給ではポリフェノール入りのトクホ商品などもありますので、赤ワインと上手に組み合わせつつ、摂取していくとポリフェノールの摂取もしやすくなると思います。