トマトのリコピンが動脈硬化を防ぐ力あり

トマト普段の健康を気遣う時にどのような病気に気をつけようと考えていますでしょうか?
多くの場合、ここ最近、日本人の死因として増加してきている「がん」に注目して保険に加入している人も増えてきています。
ですが、もう一つ、注目してほしい疾患があります。

2013年分の厚生労働省による「人口動態統計」の主な死因別死亡割合では
心疾患15.5%
脳血管疾患9.3%
とあわせて24.8%の割合になります。
ほぼ4人に1人の割合となりますので高いですよね。
これらの死因の元となるのが動脈硬化が深く関係してきます。

ただ問題としては、動脈硬化自体、症状が出ないため、突然、発症するという特徴があるのです。
動脈硬化はコレステロールが関係してくるのですが、このコレステロールの対策をするのに、トマトがおすすめです。
トマトは私たちの体にどのような動脈硬化の予防をしてくれるメリットがあるのでしょうか。

リコピンがおすすめ

トマトの収穫トマトを食べる時に期待したい成分が「リコピン」になります。
リコピンは私たちの目にも見えている物質です。
わかりやすいのはトマトの「赤」、この赤い色素がリコピンになります。

リコピンはとても抗酸化力が強い物質です。
このリコピンの力を利用して、トマト自らも紫外線を含む様々なダメージから守ってもらっているのです。
リコピンはニンジンなどの緑黄色野菜に多く含まれているカロチノイドの仲間になりますが、リコピンはその中でも抗酸化力が高い成分になります。

コレステロールの酸化を防ぐ!

動脈硬化リコピンはこの高い抗酸化力のおかげで、動脈硬化と深い関係があるコレステロールの状態を良くする効果が期待出来ます。

コレステロールは高い、低いだけの数値だけを気をつければ良いというものではありません。
LDLとHDLコレステロールのバランスが必要となってきます。
LDL(悪玉)コレステロールがHDL(善玉)コレステロールより多くなってくると酸化LDLという超悪玉のコレステロールが誕生しやすくなるので、動脈硬化のリスクが増えてきます。

つまり理想としては、LDLコレステロールを酸化させない、そしてLDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やすという状況を目指す事になります。

リコピンを摂取すると酸化する元となる活性酸素の量を減らすことが出来、酸化LDLの数自体も減らすことにつながります。
そしてLDLコレステロールを減らす働きもあります。
その結果、HDLコレステロールを増やす結果が期待出来るのです。

他にも強い抗酸化作用のおかげで美肌効果にも利用でき、がんの予防や肺気腫の予防にも期待出来るといわれていますので、「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言葉はなんだか納得できますよね。

アディポネクチンを増やす!

お医者さんアディポネクチンは糖尿病、動脈硬化を予防する作用があるといわれています。
リコピンはこのアディポネクチンを増やす働きもあることがわかっているので、リコピンと共に生活習慣病の予防につながるため、幅広い健康管理のために活用したい成分になります。

どの程度摂取すれば良いのでしょう?

ケチャップやトマトジュースなどでおなじみのカゴメの研究によるとトマトやトマトジュースを300g、8週間ほど続けて摂取した場合、HDLコレステロールの数を増やす事が出来たといった結果が出ています。
その為、最初はトマトやトマトジュースなどで2ヶ月ぐらい食事などで取り入れて摂取するようにしてみると良いでしょう。

注意点としては糖分、塩分があります。
ケチャップやトマトジュースの商品によって、糖分や塩分が高いためにたくさん利用したり摂取する事で無意識に糖分、塩分の取りすぎにつながってしまう可能性があります。
糖尿病や高血圧のリスクが出てしまいますので、出来れば無塩タイプの商品を選ぶ、ケチャップは摂取量に注意をするといった点を気をつけるようにしましょう。

継続摂取をおすすめします

私たちの体の中でリコピンは作られる事は無い成分になります。
その為、摂取できないとだんだん、血液中のリコピンの量がゆっくり減ってきてしまう特徴があります。
リコピンを減らさない対策としては毎週、トマトジュースなどを飲む、もしくは毎日少しづつトマトを食べるといった具合に継続して摂取する事がリコピンの効果を発揮してコレステロール、動脈硬化対策につながるポイントとなります。

選ぶ時には出来るだけ赤いものを

トマトを摂取する時にリコピンを期待したい時には「出来るだけ赤いトマト」を選ぶようにしたほうが良いという事になります。
熟す前の青い部分が多いトマトより赤く完熟しているトマトを選ぶようにしましょう。

また、青果以外では缶詰やトマトペースト、トマトジュースに使用されているトマトはリコピンが多い種類を使用していますので、これらの加工品を利用するという方法もあります。

トマトのリコピンを摂取してコレステロール対策、動脈硬化対策に役立てて下さい。