コレステロールは下げすぎてもいけない

コレステロール、下がりすぎも危険

日々の不摂生によって、コレステロールの値が高くなっていませんか?

医師にコレステロールの値が高いと指摘され、毎日の食事メニューに気をつかったり、指導を受けて薬を飲んでいる人も多いですよね。
このコレステロールが高いと、動脈硬化や心筋梗塞などの重大疾病を引き起こすことは有名ですが、実は数値が下がりすぎているのも病気を引き起こす原因となります。

かつては低ければ低いほど良いとされていたはずのコレステロールですが、どうして下げすぎてもいけないのでしょうか?
今回は、コレステロールが下がることによって起こる体の変化、そしてヤバい基準値について説明いたします。

コレステロールは低ければ低いほど良いはウソ?

生活習慣病を引き起こすなど、悪者扱いされることが多いコレステロールですが、実は体にとって必要な成分の一つです。
コレステロールが基準値よりも低い状態が続くと、「低コレステロール血症」という怖い病気を発症する可能性があるのです。

これは、血液のコレステロール、リン脂質、中性脂肪の値が正常よりも低い状態のことを指します。

コレステロールは、たんぱく質・脂質・炭水化物の3大栄養素の中の脂質であり、これが不足すると細胞膜の生成がうまくいかなくなってしまいます。
細胞膜が弱くなると、脳出血のリスクが高まり脳卒中を起こす可能性があるため、異常に数値が低い場合は注意しましょう。

コレステロールの不足は「バセドウ病」につながる!?

バセドウ病

コレステロールの不足は、肝機能障害や甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)になりやすいです。
この「甲状腺機能亢進症」は、甲状腺ホルモンが過剰分泌することによって、全身の新陳代謝が異常に高い状態のことを言います。
代謝が亢進するため、脂肪の代謝が活発化し体内のコレステロールが減少することで、低コレステロール状態になってしまうのです。

特に20~40代の女性に多くみられる「バセドウ病」も、この甲状腺の異常が原因で引き起こされます。
バセドウ病が悪化すると、不眠症や無月経といった症状だけでなく、頻脈によって心不全を起こす可能性もあるため、気になる症状がある場合はすぐに受診しましょう。
甲状腺の機能が低下した状態が続くことで、高脂血症も併発する可能性があるなど、さまざまな病気を引き起こす原因となるのです。

それだけでなく、男性ホルモンや女性ホルモン、胆汁酸の素となるため、ある程度は体に蓄えておく必要があるのです。
ホルモンを作るコレステロールが不足すると、人体は他の機能を犠牲にしてもホルモンの生成に力を入れます。
そのことで体に大きな負担がかかり、思わぬ病気を引き起こす可能性があるため、低すぎるコレステロール値には注意しましょう。

コレステロールが下がりすぎることによるその他の病気については以下のページも参照して下さい↓
コレステロールが下がりすぎると免疫力が下がりガンにかかりやすくなる
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薬だとコレステロールが下がりすぎることが心配な方は数値を下げすぎる心配がないコレステロール値改善法を参考にして下さい。

コレステロールの基準値は?

血液検査の結果

血液検査などを受けた際にコレステロールの基準値が以下の範囲内に収まっているのであれば、正常と判断されます。

  • 総コレステロール 140~219mg/dL
  • HDLコレステロール(善玉) 40~119mg/dL
  • LDLコレステロール(悪玉) 60~119mg/dL
  • 中性脂肪 30~149

総コレステロールが基準値より低いと、ホルモンの生成がうまくいかずに精神が不安定になってしまいます。
そのため、うつを引き起こしたり言動が攻撃的になるといった精神疾患が心配されます。

何かと悪者扱いされるLDLコレステロールですが、数値が極端に低い場合は甲状腺の他に肝硬変や肝炎など、肝臓の病気が隠れている可能性があります。

また、中性脂肪は数値が高すぎると肥満を意味しますが、基準値より低いと体内のエネルギーが不足している状態が続いていると言えます。
なんだかだるい、疲れやすいといった症状がひどい場合は、中性脂肪が不足している可能性があります。
中性脂肪をつけるには、エネルギーにつながる炭水化物を積極的に摂るようにしましょう。

このように、コレステロール値は高すぎても低すぎても、体に異常を引き起こすきっかけとなります。
コレステロールが高いと心疾患や血管系の疾患につながり、低いと甲状腺の機能異常、肝機能の低下にうながります。
ぜひ定期健診の際には、血液検査の数値に異常がないかよく確認してみましょう。

薬を使わないでコレステロールを下げる方が安全

スタチン系やフィブラート系の薬を使うと確かにコレステロール値は下がるのですが、今度は総コレステロール値が下がりすぎることによる病気や疾患にかかりやすくなります。

そうではなく、毎日の食生活や運動に気を配ることでコレステロールを安全に下げることが可能でうす。

薬に頼らないでコレステロール値を下げる方法については以下のページを参照して下さい↓
コレステロールを下げる方法の総まとめ