山いものネバネバ成分がコレステロールを排出してくれる

山芋ちょっと忙しいタイミングが続いた時や夏バテなど、体が疲てつらいなと感じる時でも食べれる食材といえば山芋があります。
この山芋、ちょっとネバネバしているので食べにくいなというイメージがあるかもしれませんが、体にとても良い食品になります。

そして、普段からコレステロールが多いと指摘されている人、生活習慣病の指摘をされて動脈硬化の心配をしている人にとっても山芋は積極的に食べておきたい食品なのです。
山芋は私たちの体にどのような働きをしてくれるのか、見てみましょう。

漢方として利用されることも

山芋山芋は中国などでも乾燥させたものを山薬と呼び漢方として利用されています。
長芋や自然薯や大和いも、などがあります。
長芋はスーパーでよく見かけますが、比較的粘りもさらっとしていて旬は9月から12月ぐらいまで収穫される期間です。

大和いもやいちょういもは、長芋に比べてやや価格も高く、たまにスーパーで見かけることがあるかもしれません。粘りが非常に強いですが、とろろご飯にはおすすめです。

自然薯は長芋より細長いのですが、粘りも強いです。
ただ、自然環境で自生しているものは貴重なのでほとんどお店では見かけません。
販売されているのを見かけた場合、多くは栽培された自然薯になります。

山芋はアミラーゼやジアスターゼ、カタラーゼといった複数の消化酵素が豊富に含まれており、他にもカルシウムやビタミンB1,ビタミンCなどが豊富で、たんぱく質の吸収も良くしてくれるので滋養強壮にも効果的ですし、去痰などの効果があります。

山芋に含まれるムチンは優秀!

山芋山芋の特徴といえばあのネバネバですよね。
このネバネバはムチンと呼ばれており、胃腸の粘膜を守ってくれるので胃腸の調子が良くない時でも食べる事が出来ます。

肝臓の働きをサポートするという役割もあるので、コレステロールの生成にも関係しています。
また、このムチンは水溶性食物繊維になりますので、消化吸収されることなく体の外に出るという特徴もあります。
その為、体の余分なコレステロールや糖分を包み込んで一緒に体外に排出するという役割もしてくれるのです。

他にもムチンは粘膜のサポートをしてくれるので、腸内環境を良くしてくれ、免疫機能を強くしてくれるというメリットもあります。

ネバネバの成分は実はムチンだけではなく、ジオスコランという成分もあります。
ジオスコランは糖分の吸収を抑える働きがあるため、糖尿病の予防にもなるのです。
このように長芋のネバネバ成分はトータル的に生活習慣病の対策としても活用できます。

サポニンの力で更に期待出来ます

isya003山芋はムチンの他にサポニンも含まれています。
サポニンは脂質を溶かすため、LDLコレステロールを下げてコレステロールの数値自体を安定させる働きがあります。
それだけではなく、サポニンは抗酸化作用が強いことでも知られています。
LDLコレステロールが酸化するのを防ぐため、動脈硬化の予防にもなるのです。
ムチンの効果も含め、期待したいですよね。

動脈硬化の予防になるコリン

他にも動脈硬化の予防につながりそうなコリンという成分があります。
コリン自体の働きでは血管の拡張効果があるので血圧を下げる効果が期待出来ます。

また、コリンは体内でレシチンを作る時に関係しています。
レシチンが出来る事によって、血管の壁にコレステロールが沈着するのを防ぐ働きがあります。

山芋は出来れば非加熱で

コレステロールの数値が安定する目的で山芋を活用したいという場合、気をつけたいのは加熱です。
ここ最近ではレシピなどをチェックしてみると煮たり焼いたりといった方法で加熱して食べるという選択肢も出てきました。
実際に加熱調理をした山芋は生で食べた触感と別の感覚で食べれるので気に入って加熱調理を選んでしまう人もいますが、コレステロール対策として山芋を使いたいようであれば、加熱はしないようにしましょう。

とろろ汁などにする場合、あまり熱い状態のだし汁や味噌汁を加えると効果が弱まる可能性がありますので、適度に温度が落ちた汁を入れるようにするとムチンの効果を摂取できます。

他のムチンを含むオクラや事前に加熱調理して冷ましたたなめこなどを一緒に組み合わせると更に効果的です。

かゆみがひどい場合、どうすれば良いでしょうか?

山芋を取り扱って炒る時につらいのが「かゆみ」です。
この原因としては皮の辺りに含まれているシュウ酸カルシウムのせいです。
利用したいのはお酢です。
お酢を入れた水溶液で取り扱った後、手をつけておくとシュウ酸カルシウムが徐々にお酢の力で溶けていきます。
もし、心配な場合は事前に酢水を手につけてから調理後にまた手をつけるという方法でも良いです。

ただ、この方法でもかゆみがひどい場合、アレルギーの可能性がありますので、その場合は山芋を断念しましょう。
他にもモロヘイヤやオクラ、なめこといったぬるぬるした食品にも含まれていますので代用する形でムチンを摂取してみて下さい。